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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

一つのことをやりぬけ?

日本人は「石の上にも3年」メンタリティーが大好きですから、「いろいろつまみ食いしてみる」ことや、「途中で方向転換する」ことに否定的な意見を持っている人が多いようです。

 

「初志貫徹しろよ」というお説教はよく聞きます。

 

しかし、人生を楽しむためには、つまみ食い的にいろいろやってみることを私はお勧めします。

 

なぜならば

 

感動は対数

 

だからです。

 

どんな物事も最初はちょっとやったら上達しますし、楽しいですが、ある程度以上のレベルになるとそこからさらに上のレベルに行くのはかなり辛いでしょう。

 

経済学の限界効用のグラフでもそうですけど、満足感は基本的に対数です。

 

例えば、イタリア旅行に5回行くとして、やはり「初めてのイタリア」が一番感動的だと思いますし、2回3回4回と回数を重ねれば重ねるほど感動は逓減していきます。

 

ですから、イタリアがよほど気に入った場合は別ですけど、基本的にいろいろなところに1回ずつ行った方が感動の総和は高いでしょう。

 

また、なぜ遊び人の男性が妻とのセックスに飽きるのかと言えば、やはり気持ちよさや感動が逓減していくからです。

 

佐々木希や石原さとみと仮にセックスをするとしても、おそらく最初の一回目は死ぬほど感動するでしょうけど、100回目にはおそらく飽きていることでしょう。

 

(今回のテーマとはちょっとズレますが、私がものすごく努力してお金持ちになりたい人に対して懐疑的なのは、「どうせ飽きてしまうだろう」という想像力が欠如してるからです。)

 

このように人間の感動や気持ちよさが対数的であることを考えると、

 

いろいろ手を出してみる

 

というのは、決して間違った人生戦略ではないと思います。

 

どうせ一つのことをマスターしようとしても、人間が一生でできることなどたかが知れています。

 

ですから、一生かけて一つのことをマスターするような営みは、カントやニュートンのような天才に任せ、我々凡人はいろいろなことを適当にやってみるのが一番幸福度が増す生き方だと思います。