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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

四谷学院のCM

この季節は、受験産業に従事している者ならご存知の通り、「浪人生」を囲い込む一年に一回の大イベントです。

 
首都圏限定の話ですが、四谷学院の広告は有名です。
 
「なんで私が◯◯大に」という毎年お馴染みのアレです。(◯には東大早慶などが入ります)
 
これはアフィリエイトをやる人間にとって非常に参考になる広告です。
 
何でもそうですが、「一握りの限られた人間にしかできない」のであればほとんどのお客さんは顧客ターゲットではなくなります。
 
「なんで私が」が味噌ですよね。
 
ギリギャルもそうですが、ありえないレベルから飛躍したからこそうまみがあるわけです。
 
女の子のモデルにしても、絶世の美女ではなく、えびちゃんやもえちゃんが流行るのも「手が届きそう」だから。
 
どんなビジネスでもミソは「誰でも届きそう」というところです。
 
「何で私が」もギリギャルも、よくよくヒストリーをたどっていくと、元の頭が良かったり、家庭環境が恵まれていたり、実は「何ら驚きはない」場合がほとんどなのですが、そんなほんとのことを言ってしまったらビジネスにならないので、「不都合な真実」はふせ、「何で私が!?」と消費者を煽るわけです。
 
およそ都会のビジネスとはこのように成り立っているのです。
 
四谷学院のCMは社会の縮図です。