読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

頭の良さという誤解について

「頭の良さ」とはなかなか多面的で一義的に定義することはもちろん不可能なのですが、多くの人が勘違いしてることが一つあります。

多くの人は、芸人的な機転が利くような頭が良い人間を「頭がいい」と評価しがちですが、「知性や教養がある」という意味での頭のよさに関して言えば、「知識が9割」と断言できます。

専門の学者さんも、まずは修士博士とひたすら偉い先生が書いた論文を読み込みますが、「鋭い自分の意見」など1000冊程度は本を読まないと(=優れた先人の意見を聞かないと)出てくるはずもないのですが、芸人的な即興的な思いつきの頭の良さをなぜか多くの人を評価するわけです。

ほとんどの人は勉強嫌いだからというルサンチマンがあるからこそ、芸人的な頭の良さを人は評価するわけですが、やはり教養のある大物の学者のような「博覧強記」こそが「膨大な知識に裏打ちされた知性」なのです。

「頭の良さの9割は勉強量で決まってる」という厳然たる事実を受け入れられる社会人こそが21世紀は生き残れるのではないでしょうか。

私も一万冊単位で本を読んでいるからこそ、「ああ、おそらくこういう浅い反論をしてくるだろうな。でもそんなのフリードマンが(exカントが、プラトンが、シュペングラーが、ウェーバーが、丸山真男が、大塚久雄が、)何十年も前にすでに言ってるんだけどね」と理性的な判断をできるわけですが、そんなものはIQでも地頭でも何でもなくて、ただ単に主張と反論のパターンを全て抑えるというだけです。

知性なり思考なり、の9割は知識です。

「幸福に生きたり、お金持ちや頭の良い人間になりたければ寸暇を惜しんで読書・勉強すべし」と若者には伝えたいです。