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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

聖徳太子か厩戸王子か

「小学校の教科書から聖徳太子が消える」と騒ぎになっていますが、結構どうでもいい話です。

私は一介の経営者にしてはアカデミックなことに極めて興味があるタイプだと思いますが、自然科学、政治学、哲学などほぼ全ての分野に興味がありますけど、唯一例外的に興味がないのが政治史です。

とりわけ古代の政治史に関しては高校の教科書レベルの知識しかありません。

なんで興味がないって、話は単純ですよ。

結局歴史って人間が書くものじゃないですか?

それが科学史や地球の歴史あたりなら多少は主観があるにせよ基本的には記述に信頼がおけます。

しかし、政治史なんて「支配者の視点」で書いてあるわけで、かつ古代史なんて結局誰も見たことがないわけですから検証のしようもないわけです。

「素粒子の『ここから先』がわからない」というのと「古代史なんて誰も見たことがないからわからない」は同じ「わからない」でも質が違うのです。

前者はまだわかってないだけで、原理的にはわかるはずです。

しかし、2000年前に具体的に何が起きていたかは、タイムマシンがないかぎりどこまでいっても推測の域は出ないでしょう。

膨大な資料から史実を確定させようとする歴史学者には敬意を払いますけど、所詮そもそも残っている歴史書自体が「為政者の視点で書かれたもの」しかないわけで、どうやっても限界があるように私には思えるのです。

逆に生物の歴史や宇宙の歴史などには私は関心があるのですが、これらは自然を手がかりに真理を探求していきますから、少なくとも人間が描いた歴史書よりは私は信頼しています。

人間は嘘をつきますが、自然は嘘をつきませんから。

為政者は自分に都合のいいことを記録させますが、自然にそんな事はないので。

そんなんで、古代史の研究者や歴史マニアには申し訳ないですけど、私は聖徳太子がいようがいまいが全く関心はありませんな。