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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

地球外生命体について

NASAの発表が話題ですが、「地球外生命体はいるのか」という問は私には非常に不思議に感じます。

なぜならば「生物」の定義を決めているのはわれわれ人間だからです。

「太陽系の外に生命体はいるか」ではなく「太陽系の外に我々が定義する生命体に該当するものはいるのか」と問うべきです。

この二つの問は似ているようでちょっと違います。

前者の問を発する人間は「生命体(生物)」という概念について深く考えてると思えません。

宇宙が誕生し、それから100億年遅れて地球が誕生し、我々生物が最近生まれたわけです。

福岡さんの「生物と非生物のあいだ」ではないですが、まず我々が認識するべき事実は、石ころもコンドームも我々も猫も等しく素粒子や原子といった物体からできてるという点です。

ヘリウムも金も我々もモノはモノなのです。

そのモノが複雑に組み合わさって生命体が生まれています。

素粒子、原子、アミノ酸、タンパク質、細胞、器官、組織・・と階層化されていますが、つまるところ我々はモノです。

そして特定の条件を満たす「モノ」を我々が言語で「生物(生命体)」と勝手に呼んでるだけですから、そもそも「地球外生命体はいるのか」という問は私には不思議で仕方ありません。

なぜなら、我々の言語による定義が「モノ」と「生命体」を恣意的に分けるわけで、我々が決める以上「存在するのか」という問い方はどうも不適切だと思うのです。

生意気な言い方ですが、この話は自然科学馬鹿な人だとおそらく肌感覚ではピンとこないでしょうけど、私が今言ってる事はそこまでトンチンカンなことではありません。

生命体が存在するかどうかを決めるのは我々の定義です。