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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

なぜ日本人はあからさまな自慢を避けるのか

昨日SNSで嫉妬することの愚を指摘しましたが、FacebookやTwitterなどでも「あからさまな自慢」ではなく微妙な自慢をみなさんします。

あえて見切り写真だけを載せたり。

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「学生時代に三田のラーメン二郎にお世話になった」とそれとなくほのめかしたり。

「汐留にある広告代理店勤務」といういやらしい情報開示をしたり。

「あー代官山TSUTAYAね。うちの家から見えるよ。」といやらしいアピールをしたり。

こういったあからさまではない自慢にいやらしさや欺瞞を感じる人もいるみたいですし、私も同じ感覚なのですが、「仕方ないのかな」とも思っています。

なぜならば、日本人の際立ったメンタリティーを一言で言うと「出る杭は打たれる」だからです。

日本人は他人が自慢したり目立っていることが大嫌いな嫉妬深い民族なのです。

だからみなさん気を使った自慢をするわけです。

そしてその理由は、結局のところ日本社会が階級社会ではないからでしょう。

イギリスのような階級社会であれば、普通の人が貴族を羨む事はありません。

「違うランクの人間」だからです。

しかし、日本社会は良くも悪くも均質だからこそ、「他人がうまくいってるのが許せない」んでしょう。

われわれは鳥のように空を飛べないことについて鳥に嫉妬しませんが、隣の鈴木さんの年収が200万円アップすると嫉妬せずにはいられないのです。

女子穴がプロ野球選手と結婚しても嫉妬しなくても、友達の綾香の彼氏が自分の彼氏より先に海外駐在になると嫉妬心満天になります。

人間は、近い存在の人間が「ちょっと上」に行く方が、かけ離れた存在の人間が果てしなく突き抜けるよりずっとむかつきます。

(誰も佐々木希や孫正義や大谷翔平に嫉妬しないでしょう?)

結局皆さんが露骨な自慢をしないのは、日本人の「出る杭は打たれる」メンタリティーや日本人の同質性に遠因があるのでしょう。