読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

中年童貞と積読から学ぶこと

「時間の大切さ」についてふと思ったことです。

男にとって「童貞」というのは、最悪最弱なタイトルであり、中2位からそのタイトルから逃れるためにそれはそれは熾烈な戦いが繰り広げられます。

さすがに23歳くらいで童貞は私のコミュニティーではいなくなりましたが、世の中には40歳の童貞、50歳の童貞も結構いる、という記事を拝見しました。

「まさかぁ」と一瞬思いましたけど、冷静に考えたら、「いかにも童貞っぽいキモめの人」が何の努力もしなかったら一生童貞でもおかしくありません。

45歳前後の友人で、「この人飲み会とかよく行ってるけど、一向に彼女できないし結婚してないよな。実は童貞なんじゃないだろうか? 彼女もいたことないんじゃないだろうか?」とダウトを感じてる方がいます。笑(共通の友人に聞いてみたら、みんな同じことを思っていたので私のセンサーは間違っていなかったみたいです。)

「45なんだからまさか」というのは「時が経てば何とかなるだろう」という完全なる誤謬です。

25で童貞なら冷静に考えたらほぼ半永久的に童貞なのかもしれません。

「45なんだからまさか」と一瞬思いましたが、私が間違っていました。

25歳から45歳まで自動的にワープするわけではありません。

当たり前のようですが、時というのは1日1日経過するものです。

1日の変化が0なら、❌7300日(20年分)しても0です。

これが実情です。

別に私は中年の童貞を馬鹿にする趣旨でこんなことを言っているわけではなく、主張のポイントは「5年10年すれば何か勝手に変わるだろう」という考えの誤りについてです。

私もたまに本を買ってツンドクのままにしておきますが、1年たっても2年たっても何も変わりません。

おそらくですが、買ってから2年間読んでいない本を20年後に読む確率はほぼゼロなのではないでしょうか。

「今は忙しいけど1、2年したらいつか状況が変わってるんじゃないか」と期待をしてツンドクをしますが、その「いつか」は永遠にやってきません。

吉田兼好も『徒然草』でほぼ同じことを言っています。

「『いつか出家したい』、ってみんな言うんだけど、その『いつか』は永遠に来ないんだよね」と。

仮に人生が80年で現在40歳なら人生の残り時間は40年ありますが、それはつまり約14000日。(まぁ本当は明日死ぬかもしれないわけですが)

昨日から今日への成長や変化が0なら14000日分かけても変化は0です。

ただ細胞が劣化してるだけ。

長い人生と言えど、結局のところ一日一日の積み重ねであり、一秒一秒の積み重ねです。

中年童貞とツンドクから学んだことです。