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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

カモ

資本主義社会を天空から眺めると、「カモ」がたくさんいてくれるから回っている、という不都合な真実に気づきます。

婚活業者も

投資信託も

予備校も

ファッション業界も

ダイエット業界も

英会話学校も

たくさんの「カモ」がいてくれるから商売が成り立っています。

欲望を刺激されてコンプレックスを感じているカモが大量にいるから資本主義経済が回っているのです。

私はたびたび受験産業や語学学校の話をします。

私はアルバイトでその業界にいたので、どうしてもネタとして多くなってしまいますけど、やはり自分にとっては非常に印象深いというか、人間観・社会観の根本にあるのでしょう。

基本的に、成績最上位の生徒はお金を払わずに予備校に通っています。

「タダ券」というのが郵送されてきて、無料で授業が受けられます。

あの宇治原さんもその話をネタで言ってました。

そして「タダ券組」はもちろん受かり、予備校の合格実績に貢献します。(別に授業が素晴らしいからではなく、元からタダ券を出来る生徒に配っているのですから受かるのは当たり前です)

その一方で、大量の不合格者やできない生徒が大金を支払って予備校を回してるのです。

タダ券を配っていない予備校でも、構造は似たり寄ったりで、要は強い者に勝ってもらって合格実績を作りますが、できない生徒なんてATMでしかありません。

できない生徒は「カモ」です。

これは個別の先生や職員に責任があるわけではありませんが、何とも歯がゆい構造です。

ちょっと話は違いますけど、マルクスの『資本論』がどうしても頭をよぎります。

強いものはより富み、弱い者を搾取していく。

予備校は社会の縮図です。

しかしこれは予備校に限ったことではなくて、婚活業者もファッション業界も似たようなものです。

化粧品もファッションも自己満足という要素はあるものの、結局は「異性へのモテ」を意識したものでしょう。

しかし結局望むような異性と交際したり結婚できる人間なんて、せいぜい1割位です。

9割の人間は、業界の「カモ」です。

化粧品なんて軍需産業みたいなもので、結局みんなが化粧をするわけですから、やはり相対的な可愛い子の割合などは一切変わらず、高い化粧品を買うことで幸せな結婚に結びつくような女性など1割程度しかいないのです。

それでも女性誌は、「ファッションや化粧で美しくなれば、あなたもお金持ちと素敵な結婚ができますよ。こんないい生活ができますよ。」と欲望を煽るわけです。

ほとんどの不美人の女性は「カモ」でしかないのにねぇ。

資本主義経済は大量のカモがいないと回らないという不都合な真実を忘れてはいけませんね。