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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

語学業界の不都合な真実2

これだけ英会話学校も本もあるのにロクに日本人は英語ができない、という話をしましたが、その理由を突き詰めていくと非常にシンプルです。

語学の学習は、「単語の暗記が8割」です。

英文法を体系的に鮮やかに理解したところで、単語がわからなければ結局のところ何もわかりません。

しかし単語の暗記だけはどうしても自分がやるしかない話です。

そして単語の暗記は死ぬほど辛い。

私は大人になってからギリシャ語やアラビア語をやってるから痛感しますが、単語と意味には何の関連性もありません。

これがいわゆる「言語の恣意性」というやつです。

これほど覚えにくいものはないでしょう。

語学業界の人間は、「鮮やかな解法」、「丸暗記を排除した文法の理解」、「効率の良い読み方」といったところを強調したがります。

そこだけは教える人間の巧拙が出ますから、そこを強調したがるわけです。

しかし、実はそんなところは何も本質ではなく、結局勉強する人間が文法や単語をゴリゴリ覚えるしかありません。

私も、このFacebook上で語学業界の友達はいますし、むしろ彼らを尊敬しています。

名物講師なんかもたしかに教え方がうまい。

すばらしい書籍もいっぱいあります。

しかしです。

なら、なぜこんなに日本人は英語ができないのか?

説明がつかないのですよ。

本の著者や講師の方をバカにしてこんなことを言ってるわけではなく、むしろ彼らは素晴らしいと思ってますよ。

しかし、なのにここまで日本人が英語ができない原因を考えていくと、「語学は自分で単語を暗記するしかない」(それだけは十分条件ですらなく必要条件にしかすぎないわけですが)という身もふたもない事実に気づくわけです。

単語を覚えるのも多読や多聴するのも最終的には個人の努力にかかっていますから、これだけいい先生や本がいっぱいいあるのに、ロクに日本人は英語ができるになりません。

そしてそういった努力ができる人間はせいぜい5%ぐらいしかいないということで、95%の人間はたいした努力もしないで、永遠に語学業界の鴨になっているわけです。

このように語学業界は回ってます。

これに関して正面から反論できる語学業界の方がいらっしゃったら、ちょっと真面目にお話を聞いてみたいと思います。(挑発してるとかではなく、本当に興味があるのです)