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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

辞書持ち込み可

ちょっとマニアックな話ですが、とある私立大学文学部の入学試験では辞書の持ち込みが許可されています。

辞書持ち込み可、だからそこまで語彙力は必要ないのでしょうか?

この問題は、21世紀の知性を考える上で非常に大切です。

『ライフシフト』にも「知識はインターネットで調べればいいから、経験学習が大切だ」と書いてありますが、ちょっと滑ってますね。

正確には「すごく微細で瑣末な知識はインターネットで調べればいい」と私も思いますが、ある程度の知識は頭にインプットされていなければお話になりません。

ホワイトカラーの人間であれば、高等学校の教科書程度の知識は全て頭に入れておかないとちょっと恥ずかしいと思った方が良いでしょう。

「辞書持ち込み可」だから英単語なんてそこまで覚えなくていい、なんて思っていたとしたらお話になりません。

「知識はインターネットで調べればいい、思考や体験が大切だ」という言説はあらゆる媒体で耳にしますが、論外です。

ある程度の知識は、頭に叩き込んで自由自在に出し入れできるようでなければ高いレベルの議論など全くできません。

「調べればいい」のはものすごく細かな知識だけです。