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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

女尊男卑?

「女子だけ家賃補助」という制度を某国立大学が始めることに対して、様々なところで異論が噴出しています。

FacebookやTwitterなどでもかなり炎上してるみたいです。

今回のこの制度は政治哲学や憲法学が言うところのいわゆる「アファーマティブアクション」というやつですよね。

「男尊女卑ではないか!」という意見もありますが、私はそうは思いません。

形式的になんでもかんでも平等にすれば、「本当に平等」とは言えないからです。

女性専用電車もレディースも今回の「女子だけ家賃補助」も、すべて全く問題ありません。

サンデルも白熱教室でアファーマティブアクションについて入念な議論をしていましたが、やはり過渡的な制度として、「社会的に弱い立場の人間にゲタを履かせる」ことは不可欠だと私は思います。

これは性差別だけではなくて、アメリカのマイノリティーを優遇するかどうかという議論でもよく出てくるお話ですが、白人と黒人はアメリカにおいて対等の戦いはできませんから、例えば入学試験で白人より黒人を優遇して下駄を履かせるのは必要な制度だと思います。

「白人で60点」と「黒人で60点」ならおそらくポテンシャル的には後者の方が高いと言えるからです。

これは男女にも言えて、同じ点数の男子生徒と女子生徒なら、ポテンシャル的には後者の方が高いでしょう。

「女子だけというのはおかしい」という意見も全く理解できないわけじゃないですが、ジェンダーバイアスもありますから、同じ大学に来てる場合、やはりずっと大変なのは女子生徒の方なんですよ。

やはり親の力の入れ方も男子生徒と女子生徒では全然違いますから。

やはり、能力とやる気のある女性にインセンティブを与えるという意味で、アファーマティブアクションは不可欠な精度だと思います。