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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

労働者の搾取と過剰なサービスについて

中国人やベトナム人を低賃金で搾取している農家が警告される記事を今日拝見しました。

このお話に限らず、労働者を酷使する経営者に関してしばしばクローズアップされます。

「ミクロ」に見ればこの手の経営者が悪い、というお話かもしれませんが、この手の経営者が全員が全員極悪人というわけではありません。

この農家の詳細はわかりませんが、私の推察するところ、消費者が極端に安く質の良いものを求めた結果、やむにやまれずこのような搾取を行ったと思うのです。

すき家やドンキホーテの24時間営業や極端な低価格は、低賃金労働者を搾取してるからこそのなせる技ですが、結局はそれを消費者が求めているからです。

経営者だけが極悪人ではないのです。

100円ショップに行っていつも思うのですが、「こんなクオリティのものがこんな値段のはずがない」とまっとうな正義感覚を持っていれば誰もが気づくはずです。

中国やベトナム、ないしは日本の地方で搾取されている人間がいるのでしょう。

経済とは血液のように循環していますから、「経営者だけが悪い」という判断は妥当だと思いません。

我々が過剰に安く質の高いものを求めすぎなのです。

サービス業にしても、アマゾンの1時間サービスとかは正直必要ないと思います。

吉野 勲 さんも言っていましたが、ここまで過剰なサービスをするために労働者が追い詰められるぐらいなら、社会全体がもうちょっとサービスに寛容になるべきでしょう。

労働者もまた消費者の一員なわけですから。

もうちょっと社会全体が緩くてもいいんじゃないかなぁと最近思います。

電車がちょっと遅れても

サービスが不十分でも

ちょっとオーダーを間違えても

緊急ではない荷物が2、3日遅れても

「別に死ぬわけじゃないんだから」とみんな寛容にならないと。

少なくとも3·11で分かった事は、人間が死なないで生きていれば「何とかなる」という当たり前の事実です。

「納期」とかを過剰に守ろうとするから、例の電通の事件も起きるわけですから。

あんまり「テキトー」すぎるのもどうかと思いますが、日本人や日本社会はもうちょっと「テキトー」でいいと思いますよ。