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「よく生きる」

自称辣腕経営者が人間や社会について淡々と語ります。代官山と港区海岸のタワマンに住んでいます。京大法学部在学中には有名予備校で講師をしていたので、外国語や教育について特に関心があります。

独立、ノマドの罠

人間とはどうも「現状を否定する生き物」のようです。

サラリーマンなどで、現状に不満な方で「独立したい」と私に相談してくる方はかなりいますが、よほど能力が高い人、特別なコネがあり勝算がかなりある人、親戚や親が金持ちで無利子でお金を借りれる人以外には、独立なんてあまりオススメできません。(医者や弁護士のような資格業はこの限りではありません)

というのも、基本的に資本主義は「不平等なゲーム」ですから、どれだけ資本力がある人間もどれだけ資本力がない人間も「同じ土俵」で戦わないといけないからです。

たしかに、昔に比べたらパソコンやインターネットのおかげで個人で稼ぐことは容易になってきています。

しかし、それを加味しても、やはり「雇われ」というのは良い身分です。

特に、三菱三井などの旧財閥系の企業にいれば、それだけでどれだけ仕事ができなくても年収1000万程度はいきますから。

さきほどの投稿にもつながっていますが、一流大学を出て日系の一流企業にいる人間は何か自分に能力があると勘違いしています。

しかし、実際は何一つ特別な能力はありません。

ただ大学受験と就活でうまいこと立ち回っただけです。

間違っても「自分は能力があるから独立してやっていける」などと自分の能力を過信してはいけません。

(余談ですが、独立しても「元◯◯」を永遠に強調するバカがいますが、「バカにつける薬がない」とはこのことです。)

私は、いわゆる高学歴エリートから成り上がりの高卒社長まで様々な友人がいますが、残念ながら「仕事能力」という意味では後者の方がずっと高いのが実情です。(教養レベルは低いけど)

前者は、能力以上に給料が水増しされているのが実情ですが、「サラリーマンワールド」にいるとその滑稽さがわかっていないのですね。

そんなこともあり、サラリーマンが気軽に独立しようとすることに対し、私は基本的に反対するようにしています。

たいして仕事ができなくも毎月50万とか100万近く給料が振り込まれる旨味は、強調しても強調しすぎることはありません。

もちろんこれから50年後はどうなるかわかりませんが、ちきりんが大げさに強調するほど「サラリーマンワロス」だと私は思いません。

一番いいのは、サラリーマンをやりながら副業をすることではないでしょうか。

サラリーマンがちょっと嫌だからといってすぐに独立という発想は非常に危険だと私は思ってます。